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ふたつのグラスにウイスキーがそそがれる。水も氷も入れない。琥珀色の液体をそのまま透かすガラスに見とれた。理由のない乾杯をして、喉に流し込む。わたしの喉の形通りに流れ落ちていく熱が心地いい。飲み込んでしまったあとも豊かな香りが広がる。
凪良ゆうさんの流浪の月より

わたしの喉の形通りに流れ落ちていく熱が心地いい
- 2022/07/06
- 15:14
ふたつのグラスにウイスキーがそそがれる。水も氷も入れない。琥珀色の液体をそのまま透かすガラスに見とれた。理由のない乾杯をして、喉に流し込む。わたしの喉の形通りに流れ落ちていく熱が心地いい。飲み込んでしまったあとも豊かな香りが広がる。

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- テーマ:文学・小説
- ジャンル:小説・文学
- カテゴリ:酒、飲み物の表現、描写
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