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僕はナップザックの中からブランディーを入れた薄い金属製の水筒をとりだし、ひとくち口にふくんで、ゆっくりとのみ干した。あたたかい感触が喉から胃へとゆっくり下っていくのが感じられた。そしてそのあたたかみは胃から体の隅々へと広がっていった。
村上春樹さんのノルウェイの森より

あたたかい感触が喉から胃へとゆっくり下っていくのが感じられた
- 2021/12/18
- 16:23
僕はナップザックの中からブランディーを入れた薄い金属製の水筒をとりだし、ひとくち口にふくんで、ゆっくりとのみ干した。あたたかい感触が喉から胃へとゆっくり下っていくのが感じられた。そしてそのあたたかみは胃から体の隅々へと広がっていった。

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- テーマ:文学・小説
- ジャンル:小説・文学
- カテゴリ:酒、飲み物の表現、描写
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