読書を趣味に ≫ 冬の表現、描写をおすすめ小説から学ぶ ≫ 身を切るような寒さと低い鈍空(にびぞら)しか記憶にはない
身を切るような寒さと低い鈍空(にびぞら)しか記憶にはない
- 2021/02/19
- 07:02
ほんの一分が二分、いったい何を話したのか、身を切るような寒さと低い鈍空(にびぞら)しか記憶にはない。節子は僕のうしろに、所在なさげに佇んでいた。浅田次郎さんのおもかげより
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- テーマ:文学・小説
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