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ひとしきり胸を膨らませると、そのまま動かなくなった
- 2020/12/27
- 09:50
とりちらかった床板の酒や肴にまみれて、老人はぼんやりとサッシ窓の小さな冬空を仰ぎ見、白い太陽のありかに目を細めながら、ひとしきり胸を膨らませると、そのまま動かなくなった。浅田次郎さんの日輪の遺産より
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- テーマ:文学・小説
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- カテゴリ:生死の表現、描写
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