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白く細かい綿のようなものが、止めどなく天から落ちてきた。視界を埋めてくるその、ふわふわとしたもの
- 2020/06/10
- 08:00
雪の表現
ざる蕎麦を食べ終えて店の外に出ると、白く細かい綿のようなものが、止めどなく天から落ちてきた。視界を埋めてくるその、ふわふわとしたものが何か、一瞬理解できずに戸惑った。太陽が沈みかけ、空は少し暗くなりはじめていたが、ぼんやりとした明るさは残っていまため、雪が降っていることに現実味を感じられなかったのかもしれない。伊坂幸太郎さんのバイバイ、ブラックバードより
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- テーマ:文学・小説
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