読書を趣味に ≫ 声の表現、描写をおすすめ小説から学ぶ ≫ 声は艶やかで品があり、表面のデコボコやザラザラをすべて紙やすりできれいに磨いたようだった
声は艶やかで品があり、表面のデコボコやザラザラをすべて紙やすりできれいに磨いたようだった
- 2020/06/05
- 08:00
きれいな声の表現
初めて聞くお妾さんの声は艶やかで品があり、表面のデコボコやザラザラをすべて紙やすりできれいに磨いたようだった。私はお妾さんの声にうっとりした。その時、虹色の色彩をまとった若かりし日のお妾さんの残像に、ほんの一瞬だけど、触れたような気がした。小川糸さんの食堂かたつむりより
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