○○のおかげで人生が一段と楽しくなった ≫ 悲しみ、苦痛の表現、描写をおすすめ小説から学ぶ ≫ ほぼ壊れていた積み木の最後の一つが、ころりと音を立てて落ちた
ほぼ壊れていた積み木の最後の一つが、ころりと音を立てて落ちた
- 2020/05/21
- 08:00
絶望感の表現をおすすめ小説から学ぶ
絶望感が改めて直貴の胸に迫ってきた。何もかもが悪夢ではなく現実なのだと再認識させられた。この十日間、必死で現実を受け止めようと努力してきたつもりだったが、やはり心のどこかで「何かの間違い」を期待していたのだ。だが、直貴の中で、ほぼ壊れていた積み木の最後の一つが、ころりと音を立てて落ちた。東野圭吾さんの手紙より
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- テーマ:文学・小説
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