読書を趣味に ≫ 建物、街、屋外の表現、描写を小説から学ぶ ≫ 鏡のような黒御影石を敷き詰めた車寄せ
鏡のような黒御影石を敷き詰めた車寄せ
- 2020/05/09
- 08:00
港区・高縄の閑静な住宅街に、千坪近い日本産業銀行の迎賓館があった。
招待者は門から車のまま邸内へ入り、鏡のような黒御影石を敷き詰めた車寄せで降りるが、そこが玄関というわけではない。そこからさらに、植込みと庭灯籠が両側に連なる小道を歩いて行くと、広壮な数寄屋造りの家屋が見え、玄関に達する。山崎豊子さんの
沈まぬ太陽 会長室篇 下より
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