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狡猾(こうかつ)とは? 小説に出てきた難しい言葉
- 2019/05/15
- 18:02

労力ばかりではない。政治力、交渉力、忍耐力、そしてきわどい駆け引きをする狡猾さも必要だ。原田マハさんの暗幕のゲルニカより
氏原は細い目に、商売人特有の狡猾な光を宿らせた。東野圭吾さんのマスカレード・ナイト
県警本部捜査一課からやってきた磯辺という警部は、笑わないかぎりは仏頂面にしか見えないという容貌の持ち主だった。四角い顔の皮膚は分厚そうで、眉も目も糸のように細い。口は黙っているとへの字に曲がったままだ。仮に笑ったところで、野心と企みを秘めた狡猾なものにしか見えないだろう。東野圭吾さんの真夏の方程式
麻美は犯人の狡猾さに舌を巻いたが、それとは別に気になっていることが一つあった。志駕 晃さんのスマホを落としただけなのにより
たたき上げの気骨のある刑事に見えながら、それらしくない狡猾さを持ち合わせている男でもある。検察側の青写真に沿ってお膳立てはしたから、あとの責任はそちらで取ってくれよというような仕事をしたりもする。雫井脩介さんの検察側の罪人より
ああいう輩の狡猾さや執拗さはあなたも知っているでしょう中山七里さんのヒートアップより
もしかして、星見の嫉妬心を煽って楽しんでいるとか?
女の心理まで計算するような狡猾な男だったの?垣谷美雨さんの夫のカノジョより
あの御子柴は別物だ。出自を聞いたら成る程と思うが、生き抜くための狡猾さを身に着けている中山七里さんの贖罪の奏鳴曲(ソナタ)より
そして、私に癌が見つかったときの羊太郎の喜びようといったら……。
たぶんあれでも顔に出してないつもりだったのだろう。「大変ですね」と言って唇を歪めたとき、狡猾そうな目に表れた羊太郎の魂胆 ー これで老夫婦のうち、ひとりは片づく。垣谷美雨さんの後悔病棟より
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