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隔靴掻痒というのは、こういうことを言うのだろう。見たいものが見えず、知りたいことが隠れているのに手を伸ばすこともできない。
中山七里さんの死にゆく者の祈りより

「具体的に聞いてないから、分からないね」
「聞いてないんですか。また、なんで」
「本人が自分で話すのを待っているの。いずれ今回のアンケートを踏まえて個人面談をするでしょ。その時なら聞けるでしょうけれど、今日は聞くべきじゃない」
ー 隔靴掻痒 ー 。だが、とにかく「待ちの姿勢」が重要だった。
真山仁さんの海は見えるかより

最終的には皆さんの合意を得て、方策をたてていきます。それには海外の支店の皆さんにも参加して戴きたい。万一、海外にいて情報不足で、隔靴掻痒のことがあるなら、総支配人を通じてでも、或いは直接にでもかまいません、私に話をとおして下さい。
山崎豊子さんの沈まぬ太陽
会長室篇 上より

隔靴掻痒(かっかそうよう)とは? 小説に出てきた難しい言葉
- 2019/05/15
- 18:02
隔靴掻痒というのは、こういうことを言うのだろう。見たいものが見えず、知りたいことが隠れているのに手を伸ばすこともできない。

「具体的に聞いてないから、分からないね」
「聞いてないんですか。また、なんで」
「本人が自分で話すのを待っているの。いずれ今回のアンケートを踏まえて個人面談をするでしょ。その時なら聞けるでしょうけれど、今日は聞くべきじゃない」
ー 隔靴掻痒 ー 。だが、とにかく「待ちの姿勢」が重要だった。

最終的には皆さんの合意を得て、方策をたてていきます。それには海外の支店の皆さんにも参加して戴きたい。万一、海外にいて情報不足で、隔靴掻痒のことがあるなら、総支配人を通じてでも、或いは直接にでもかまいません、私に話をとおして下さい。
会長室篇 上より

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