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剣呑(けんのん)とは? 小説に出てきた難しい言葉
- 2019/05/15
- 18:02

意味は? goo辞書より
危険な感じがするさま。また、不安を覚えるさま。
「金は欲しいだろうが、そんな―な思い迄して借りる必要もあるまいからね」〈漱石・道草〉
[派生]けんのんがる[動ラ五]けんのんさ[名]
危険な感じがするさま。また、不安を覚えるさま。
「金は欲しいだろうが、そんな―な思い迄して借りる必要もあるまいからね」〈漱石・道草〉
[派生]けんのんがる[動ラ五]けんのんさ[名]
携帯電話が胸の中で鳴った。
こちらの声を待つ長い、暗い間は、妻からの連絡である。
「もしもし、どうした」
さらに一呼吸おいてから、妻の剣呑な声がした。
<どうしたって……あなた、今どこにいるの?>
タバコを喫うために病棟から出ると、冷たい夜であった。妻の声は昏れ残る雑木林の稜線を越えて、やっと届くほどに心細かった。浅田次郎さんの日輪の遺産より
ホテルという場所は決して優雅で華やかなだけでなく、剣呑なものも多く抱えた空間だと覚悟した者たちの共通の認識なのだろうと尚美は思った。東野圭吾さんのマスカレード・ナイト
秋庭のほうはとっつきにくさと微妙に剣呑な人相で何とはなしに敬遠されていた様子だったが、入江はと言えばもう少し積極的に避けられているクチだった。有川浩さんの塩の街より
「はいはい、そういうことにしときましょ」
からかうように言った入江に、秋庭がじろりと剣呑な視線を向ける。有川浩さんの塩の街より
「やかましいっ、答えろおっ、杵田あっ」
「皆さん、落ち着いてください」
剣呑な雰囲気が漂いかけた時、篠田の湿った声が割って入った。中山七里さんのヒートアップより
投げた台詞はあきらかに不当で、不当であることは堂上自身が自覚していたので表情は苦くなった。手塚も不本意だったようで表情が剣呑になる。有川ひろさんの図書館戦争より
眩んだ視界が回復すると堂上が剣呑な顔で腰を上げており、郁の目の前には先程の来客女性が一眼レフのデジカメを手に笑っていた。有川ひろさんの図書館戦争より
「さっすが優等生は高い意識で立派ですこと、先生のお気に入りは違うわねーっ」
弾かれたように手塚が郁に剣呑な視線を投げた。有川ひろさんの図書館戦争より
異様に静まり返った店内で、レジの店員が郁を見つめてから視線を奥へと泳がせた。剣呑に動き回る物音はそちらから聞こえてくる。有川ひろさんの図書館戦争より
「奥野侑也ってのはお前か」
ーーさて、どう答えたもんかな。
心が踊った。謎の瞳に滲む剣呑さを眺めながら、隼人は考えていた。沢木冬吾さんの約束の森より
山城は一人不貞腐れた表情を浮かべ、長い足を投げ出して足首をだらしなく組んでいる。そのうえ腕組みをして、剣呑な視線を浦に投げつけていた。この男は依然として地雷だ。堂場瞬一のチームより
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