読書を趣味に ≫ 人の表現、描写
鶏のとさかのような髪をかしげ、耳にぶら下げたピアスを振って
- 2021/01/30
- 16:42
シーソーのように、由可里がティーカップを手に取った
- 2020/06/16
- 08:00
固まりかけた空気が少し和らぐ
- 2020/06/16
- 08:00

緊張した様子が、やわらぐ表現「そういえば、浩子さんはどんなお仕事されてるんですか?」 章大が、肉をがしゅがしゅと咀嚼しながら浩子を見る。章大は、ナイフで切り分けることもせずに肉を食べる。その少年のような姿に、固まりかけた空気が少し和らぐ。朝井リョウさんの世にも奇妙な君物語より...
首筋に楔(くさび)を打ち込まれるような衝撃 道尾秀介さんの 向日葵の咲かない夏より
- 2020/04/15
- 08:00
首筋に楔(くさび)を打ち込まれるような衝撃を、泰造は感じた。視界に映る薄暗い景色が、ぐらりと揺らぎ、立ち並ぶ木々やミチオの顔が飴のようにひしゃげる。道尾秀介さんの向日葵の咲かない夏より向日葵の咲かない夏posted with ヨメレバ道尾秀介 新潮社 2008年08月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7net ebookjapan...
記憶の表現をおすすめ小説から学ぶ
- 2020/03/15
- 20:02

会社勤めの母が家にいることに首をかしげてから、今日が日曜だということを思い出した。卒業してから、曜日の感覚がふやけたように曖昧になっている。ビブリア古書堂の事件手帖より「ええと……」優斗が救急車の天井を見上げる。混乱する記憶の中から、必死に出来事を時系列にすくい上げようとしているのだろう。「一緒にトイレに行った人がいて……」堂場瞬一さんの高速の罠より「誰から?」『男です。ヤマザキとしか名乗りません。...