読書を趣味に ≫ 眠り、睡眠の表現、描写をおすすめ小説から学ぶ
眠気がゆるやかに押し寄せてきた
- 2022/02/13
- 12:05

「寝てていいよ、飛行機長くて疲れたでしょう」 車を出したおかあさんに「大丈夫」とは言ったものの、小さな渋滞に引っかかって流れる景色が停滞すると、眠気がゆるやかに押し寄せてきた。有川ひろさんのアンマーとぼくらより...
細胞の隅々から疲労感を一滴一滴としぼりとるように深く眠った
- 2021/12/17
- 21:03

直子が行ってしまうと、僕はソファーの上で眠った。眠るつもりはなかったのだけれど、僕は直子の存在感の中で久しぶりに深く眠った。台所には直子の使う食器があり、バスルームには直子の使う歯ブラシがあり、寝室には直子の眠るベッドがあった。僕はそんな部屋の中で、細胞の隅々から疲労感を一滴一滴としぼりとるように深く眠った。そして薄闇の中を舞う蝶の夢を見た。村上春樹さんのノルウェイの森より...
疲れ切った心にふわりと毛布がかけられるような、深い眠り
- 2020/06/29
- 08:00