○○のおかげで人生が一段と楽しくなった ≫ 雪の表現、描写をおすすめ小説から学ぶ
舞うでもなく緞帳(どんちょう)のように滑り落ちて、とたんにアスファルトを黒く染めることしかできず溶けてしまう雪が
- 2021/02/15
- 14:07
天使が花籠から振りまくような、やさしくてやわらかな綿雪だった
- 2021/02/15
- 14:03
降るでもなく、舞いもしない牡丹雪だった。フロントガラスに当たって潰れ
- 2021/02/14
- 22:31

たそがれとともに雪が落ちてきた。 降るでもなく、舞いもしない牡丹雪だった。フロントガラスに当たって潰れ、たちまちワイパーにかき消されてしまうひとひらが、はかない命に思えた。浅田次郎さんのおもかげより...
ガラス窓の外で、雪が唸り始めた
- 2021/01/28
- 22:09
どこもかしこも、塗りつぶしたように真っ白
- 2021/01/14
- 18:37
その町のいっさいの色を奪って、雪が降っていた
- 2021/01/01
- 18:52
地上に落ちるまえに、溶けてなくなる、はかない雪だ
- 2020/12/22
- 08:07
白く細かい綿のようなものが、止めどなく天から落ちてきた。視界を埋めてくるその、ふわふわとしたもの
- 2020/06/10
- 08:00

雪の表現 ざる蕎麦を食べ終えて店の外に出ると、白く細かい綿のようなものが、止めどなく天から落ちてきた。視界を埋めてくるその、ふわふわとしたものが何か、一瞬理解できずに戸惑った。太陽が沈みかけ、空は少し暗くなりはじめていたが、ぼんやりとした明るさは残っていまため、雪が降っていることに現実味を感じられなかったのかもしれない。伊坂幸太郎さんのバイバイ、ブラックバードより...
雪に埋もれたなだらかな景色は、真っ白いシーツを広げたダブルベッドのようだった
- 2020/06/06
- 08:00

一面雪景色の表現 雪に埋もれたなだらかな景色は、真っ白いシーツを広げたダブルベッドのようだった。そこへ、ハルミ君がいきなり背中からジャンプする。ボクも、ハルミ君の隣に寄り添うように倒れ込んだ。その瞬間、ふわりと雪に抱かれる。小川糸さんの食堂かたつむりより...
まるで、空から大量のメレンゲをふんわりとかぶせたようだった
- 2020/06/05
- 08:00

雪の表現 十二月のある朝、カーテンを開けたら外が真っ白になっていた。 窓の外は、延々と続くミルク色。まるで、空から大量のメレンゲをふんわりとかぶせたようだった。小川糸さんの食堂かたつむりより...
雪の描写をおすすめ小説から学ぶ
- 2020/03/15
- 20:08

三人を乗せたSUVが南西方面に進む。降雪はいくぶん勢いを緩めたものの、轍(わだち)を挟んで積もった雪だまりは泥の色を含みながら溶けずに残っている。中山七里さんのヒートアップより 雪の降り方はますます激しくなってきた。東京の道路には珍しく、路肩はすっかり積雪で覆われた。さすがに車線はアスファルトが顔を覗かせているが、表面はきらきらと乱反射しているところを見ると、部分部分で凍結しているようだ。中山七里...