読書を趣味に ≫ 雲の表現、描写を小説から学ぶ
汚れた綿のような雲が前方の空に浮かんでいた
- 2022/05/15
- 09:34
茜雲がたなびく彼方に、大きな虹がかかっている
- 2022/04/06
- 20:16
遠くの空にはどんよりとした雲が寝釈迦像のようにあって
- 2022/02/08
- 21:38

この空は長持ちせず、夕方には雨になるのだと、FMラジオの『ヤマモト』は自信たっぷりに言う。そう吹き込まれて目線を上げれば、確かに、遠くの空にはどんよりとした雲が寝釈迦像のようにあって、山々の連なりの面白さや、すっかり色づいた山頂から中腹にかけての眺めを台無しにしている。横山秀夫さんの陰の季節より...
真っ白い雲が、まるで川面を滑るように、猛スピードで流れていく
- 2020/07/02
- 08:00
大きなグレーの雨雲が、ベレー帽のように島全体をすっぽりと覆っているのだ
- 2020/06/27
- 08:00

雨雲の表現 今日は薄曇りだ、少し海が荒れている。もうすぐ雨が降るかもしれないということは、島暮らし初心者の私でも、なんとなくわかる。大きなグレーの雨雲が、ベレー帽のように島全体をすっぽりと覆っているのだ。小川糸さんのつるかめ助産院より...
巨大な入道雲がうごめいていた
- 2020/06/25
- 08:00

左手をかざして水平線を見つめると、遠くの空で 巨大な入道雲がうごめいていた。その下では雨が降っているのだろう。そこだけ紗(しゃ)がかかったようにぼやけて見える。小川糸さんのつるかめ助産院より...
クラゲのような薄い雲が広がっている
- 2020/06/05
- 08:00

薄い雲の表現 でこぼことした山道を、ゆっくりと、しかし確実に前へ進むかたつむり号にまたがりながら、私は秋深まる青空を見上げた。 クラゲのような薄い雲が広がっている。心臓も骨格も骨もない巨大なクラゲからは、ちゃんと触手が伸びている。小川糸さんの食堂かたつむりより...
玉ねぎの薄皮みたいに半透明の薄い雲の膜が、ぴったりと貼り付いている
- 2020/06/04
- 08:00

薄曇りの表現 空には玉ねぎの薄皮みたいに半透明の薄い雲の膜が、ぴったりと貼り付いている。雨のシャワーを浴びたばかりの森の木々や草花達は、皆、キラキラと輝いている。小川糸さんの食堂かたつむりより...
真綿のような雲と、宇宙の果てまでも続くかと思われるコバルトブルーの空
- 2020/05/07
- 08:00

飛行機が厚い雲を抜けると、目の眩むような青空が輝いていた。 ビジネスクラスの最後部の窓際に一人、座っていた恩地は、暫し眼下の真綿のような雲と、宇宙の果てまでも続くかと思われるコバルトブルーの空を眺めていた。山崎豊子さんの沈まぬ太陽 会長室篇 下より【中古】 沈まぬ太陽 5(会長室篇・下) / 山崎 豊子 / 新潮社 [単行本]【宅配便出荷】posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング7netWowma...
真っ青な空に綿のような雲が浮かび
- 2020/04/19
- 08:00

真っ青な空に綿のような雲が浮かび、眩ゆいばかりの太陽がぎらぎらと照りつけるが、暑熱はなく、爽やかな風が頬を撫でる。山崎豊子さんの沈まぬ太陽 アフリカ篇 下より沈まぬ太陽(2(アフリカ篇・下))posted with ヨメレバ山崎豊子 新潮社 2001年12月 楽天ブックスAmazonKindle7net ebookjapan...